ハゲは遺伝する? 薄毛と遺伝の関係性とは
「薄毛が遺伝する!」
そんな話を聞いたことがありますか?
なんとなく遠い昔に聞いた覚えがある・・・
そんな人もいるのではないでしょうか。
もしかしたら自分も薄毛が遺伝するかも?
と、心配になっている人もいるかもしれませんね。
そこで、本当にハゲは遺伝するのか非常に気になったので、
薄毛と遺伝の関係性について調べてみることにしました。
男性型脱毛症「AGA」を発症させる薄毛遺伝子が、
X染色体に含まれるということが判明した。
と、2005年にフランスのボン大学の研究チームが発表しました。
遺伝の染色体は、XとYの2種類存在しますが、
Xの染色体は母親から受け継ぐものだと考えられています。
そのため、母方の祖父を見ればハゲる可能性があるか
どうか分かるという説があります。
母親がAGAになる確率は低いといえるので、
隔世遺伝で、遺伝性薄毛になる可能性は高くなります。
母方の親戚にハゲた人がいないからといって、
安心はできないようです。
それは、薄毛の原因になる「5α‐リダクターゼ」という物質が、
父親からも母親からも受け継がれる可能性のある
「優性遺伝」だといわれているからなんです。
薄毛に悩んでいる人の全員が遺伝による薄毛かというと、
そんな訳はありませんね。
実際には、全体の25%程度が遺伝の薄毛だといわれているそうです。
つまり、遺伝ではない要素が原因で薄毛になることが、
可能性としては高いわけです。
では、遺伝以外の薄毛の原因にはどのようなものがあるのでしょうか?
まず、喫煙や過度な飲酒は髪の毛に悪影響を与えます。
タバコは血液の巡りが悪くなりますし、
お酒の飲みすぎは、脱毛成分を増加させてしまいます。
他にも、頭皮環境を悪化させるような脂っこい食事、
運動不足で血流が悪化したり、
男性ホルモンの分泌を増加させるストレスなども
薄毛の原因になる可能性があります。
母方や父方に限らず、親戚や家族にハゲた人がいなくても、
生活習慣が悪ければハゲてしまう可能性があるんです!
「薄毛は遺伝する」のではなく「遺伝する薄毛もある」
そんな表現がピッタリなのかもしれませんね。
薄毛に悩んでいる人は、生活習慣の見直しもしてみませんか!